班長がレンジャー隊員だと聞いて、今まで何かに真剣に打ち込もうと考えたことがない一気も目標を持つ用になります。
それはレンジャー隊員になるということです。
班長がレンジャーということを聞くまで、レンジャーというものが何なのかということを知らなかった一気ですが、その最も過酷な訓練の一つという話を聞いて、挑戦したくなったのでしょう。前期教育に入隊したばかりの一気の体力的素養は正直それほど高いものだとは思いませんが、レンジャーは何も体力があれば、それで大丈夫ということではありません。
遊撃を成功させるための潜入技術、どんな達成困難な任務にも決して心が折れない精神力などあらゆる要素をもってレンジャー教育をやり遂げることができるのです。
おそらく、一番最初に山であった男性の装備の重さを見たところ、
レンジャー隊員かもしくはレンジャー教育参加希望者であると推測されます。私はまだ1巻しか読んでいないので、正直どこまで正しいかというのはわかりませんが、推測だと限定すればそれはそれで問題がないのかもしれません。
これで、人生、自衛隊生活に目標を持てる様になった一気です。これから班長にまずは教育隊をしっかりとこなして卒業するように言われ俄然やる気になっているようです。彼のようにやる気が最初から全開の学生は教育隊ではまれです。
陸曹になる教育隊、陸教には多くいます。なんせ、その成績が一生の成績に関わってくるからです。その成績いかんによっては昇任の時期が遅くなったり、早くなったりするということです。
私は陸教の成績があまり芳しくなくて、長い間三曹に甘んじていましたが、その後の教育で良い成績で卒業できたので、一曹になるのは比較的同期と比べて早い方でした。